webサイトをSSL(https)化するとアドセンス収入が激減するという噂は本当か?SSL化前後の「ページRPM」のデータを比較し検証してみた!

webサイトをSSL(https)化するとアドセンス収入が激減するという噂は本当か?SSL化前後の「ページRPM」のデータを比較し検証してみた! アフィリエイト

2014年8月7日、グーグルが「HTTPS」をランキングシグナルに使用します!っ発表してからアフィリエイターをはじめ全てのwebサイト管理者の間で大きな議論の1つとなっていた「所有サイトをSSL化するのか?しないのか?」問題。

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本来的に、SSL化の導入はサイト訪問者が安心してコンテンツを閲覧するためであり、googleが常時https通信で運営しているサイトをSEO的に優遇しますよ!っていうからみんな右に倣えよろしく、SSL化を検討するのは的外れっちゃ的外れ。

しかし、会社では社蓄のごとくに扱われ心身ともに疲弊しきっており、副業アフィリでなんとか現在の苦境の脱出を試みているサラリーマンや、アフィリエイト専属で食ってる人にとっては死活問題です。

生活が・・・人生が懸かってますからぁぁ!w

そしてgoogleの検索窓に「ssl化 アドセンス 低下」なんてキーワードを入れて夜な夜な頭を抱えるわけでございます。

どーしよう!!w

そんなワケで当サイトが体を張って実験してみたいと思います!
果たしてサイトをhttps(SSL)化した場合、SEO的にどうなのか?

それよりも巷で言われているようにアドセンスの収入は減ってしまうのか??

googleの公式サイトでの見解

そもそも、googleは以下のwebページでサイトのSSL化とアドセンスの収益との関係について言及しています。

SSL対応の AdSense用広告コード[AdSense ヘルプ]

よくよく読むと以前とはちょっと記述が変わっているみたい。

■以前

HTTPS 対応サイトでは、広告を含むページ上のすべてのコンテンツがSSLに準拠している必要があります。
そのためAdSenseでは、HTTPS対応ページに掲載する広告を決めるオークションから、SSL非準拠の広告を除外します。
サイトをHTTPSに対応させることを検討している場合は、オークションからSSL非準拠の広告が除外されることによって、オークションの競争率が低下し、HTTPページに広告を掲載する場合よりも収益が低下する可能性があることに注意してください。

■今

HTTPS 対応サイトでは、広告を含むページ上のすべてのコンテンツがSSLに対応している必要があります。
AdSenseの広告リクエストは、基本的に常にSSLに対応しており、周辺のサイトがHTTPを使用している場合でも必ずHTTPS経由で配信されます。
また、同じ広告がオークションで競合するため、サイトをHTTPSに変更しても、多くのユーザーに表示される広告やオークションの競争率に影響はありません。
ただし、HTTPSトラフィックが遮断されたり、阻害されたりする国のユーザーのみ例外です。

かいつまんで結論だけ申しますと・・・
googleはSSL化したらアドセンスの収益は落ちる可能性がありますよ!と以前は言ってましたが、今は
SSL化しても広告やオークションの競争率に影響はないですよ!と言ってるワケでございます。

要するに以前はアドセンスの収益が低下する可能性がありますが今は大丈夫ですよ!ってことですね。

なぜSSL化(https化)するとアドセンスの収益が低下する可能性があるのか(以前はあったのか?)

まずは初心者アフィリエイター!?の強い味方、クリック課金の王様googleアドセンスの簡単な仕組みをおさらいしてみよう。

アドセンスの簡単な仕組みは以下の通り。

アドセンスの簡単な概要

■サイトにユーザーがアクセスする。

■アドセンス側で目にもとまらぬ速さで「クリック単価(入札額)」と「品質スコア」をもとにして広告枠に対してオークションが行われる。

クリック単価(入札額)の上限などは出稿主が設定します。

品質スコアとは広告が表示されるページとキーワードや広告との関係性や親和性から導かれるgoogleの独自指数。

■「クリック単価(入札額)」×「品質スコア」から「広告ランク」が決まる。

■「広告ランク」の高い広告からwebサイトの広告枠に広告が配信される。

よって、ご存じの通りオークションで広告枠の単価が決定するので、以前であればSSLに対応していない広告主はSSL対応しているサイトの広告枠へのオークションに参加できなかったので、競争率が下がりますよ!
でもって、それはクリック単価の低下に直結するので、結果としてSSLにするとアドセンス収入が低下する可能性があります・・・
ということだったんですね。

需要と供給の関係から考察すると当たり前のことですよね。
入札者が少なかったら落札金額が上がらないのはヤフオクなどを見ても明らかですw

しかし、google様によると本記事執筆時点(2016年9月3日)では上記問題は解決されているとのこと。

とは言え、疑い深いことこの上ない筆者は自分で体験しないと信じられません!!
他のサイトとかではhttps化したらアドセンス収益が激減した!みたいな記事も見かけますし。

というわけで好奇心旺盛な筆者は編集長が出張で不在の際にしれーっと本サイトをSSL化したのでした。
後ほどめちゃめちゃ怒られたのは言うまでもない笑

アドセンスをやってる人はよくご存知だと思うのですが、そもそもこの問題は一言で一般論としては片付けることができません。
なぜならアドセンスで配信される広告の単価やクリック率なんかはサイトの性質・・・ってかその表示される記事のジャンルにすっごく左右されるからです。
というわけで万人のための実験・検証にはならないかもですが、本サイトのような性質のサイトでhttps化したらこんな感じになったよ!というデータをちょこっとご紹介したいと思います。

webサイトのSSL化をどうしようかな?と悩んでいるwebサイトの運営者の参考になれば・・・

身体を張った検証、とくとご覧あれ!w

https(SLL化)した際の「ページRPM」の増減データ

まずはサイトのSSL化ですが、当サイトのサーバーは「wpx(クラウド)」を使用させて頂いているので管理画面からめちゃくちゃ簡単にSSL化出来ました!

一瞬ですw

wpxは同時接続3000オーバーでもサクサク動いてくれましたし、アクセス数の増減によって簡単にサーバー移転せずにプランを変更できるので心強い限りです!

[pe2-image src=”https://lh3.googleusercontent.com/-edqZlpgNOhM/V3jQUD-bCGI/AAAAAAAARwM/8KDY9H4PjB8rn5FHL3Fx-RiLsHpgqRugQCHM/s144-c-o/1.png” href=”https://picasaweb.google.com/102807647322351942315/6303016724564190593#6303016721588095074″ caption=”” type=”image” alt=”1.png” ]

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参考記事:エックスサーバー(xserver)の限界同時接続数は?1000ユーザー!?サーバーダウン(アクセス制限)したらどうなるのか?

で、みなさんが気になるのはここからですよね。。。。

実際にアドセンスの収益はSSL化することによってどうなるか??

答えは・・・





収益が激減しましたぁぁぁ涙

と思ったらV字回復しましたw

具体的な数字はこんな感じ。

SSL化前とSSL化後でのアドセンスのページRPMの変化


SSL化する前日を100%とします。

日にち ページRPMの増減
SSL化7日前 +23.5%
SSL化6日前 +8.7%
SSL化5日前 +10.4%
SSL化4日前 +7.8%
SSL化3日前 -13.9%
SSL化2日前 +10.4%
SSL化1日前 ±0%
SSL化当日 -24.4%
SSL化1日後 -20.9%
SSL化2日後 -1.8%
SSL化3日後 -14%
SSL化4日後 +5.2%
SSL化5日後 +12.1%
SSL化6日後 +13.1%

まとめ.

「サイトをSSL(https)化するとアドセンス収入が激減するという噂は本当か?SSL化前後の「ページRPM」のデータを比較し検証してみた!」はいかがだったでしょうか。
SSL化した当日~3日後くらいまでは正直http通信に戻そうかな・・・って思う時もありましたが4日目以降RPMは無事にV字回復。
現在ではSSL化する前よりもちょい平均するとパフォーマンスはいいのでは?というくらい。

なので、「サイトをhttps(SSL)化するとアドセンス収入が激減するという噂は本当か?」に対する答えは「SSL化した当日から3、4日はRPMが20%ほど下がってしまうけど暫くすると戻ってくるので激減はしない!」
となります。

よってSSL化してもアドセンス収入が激減するようなことはなさそうですので、wpxやxserverで無料でhttps化できるサービスが始まったこの機会に是非ともSSL化を検討してみてはいかがでしょうか。

どのみち常時SSL化の波はそこまで来てますしね。

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ちなみにSSL化したことによるSEO効果は今のところ皆無な模様w


本記事は当サイトのデータをもとにしておりますので全てのサイトで同じような結果になるとはもちろん言えませんのであしからず。。。

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